どんな材質の袋がシールできますか?
片側厚さ0.1 mmまでの以下のフィルムです。
材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩ビ、不織布のネット、ポリエチレンを内側にラミネートした複合フィルム(紙・ナイロン・ポリエステル・アルミ蒸着など)がシールできます。厚手のものをシールする時は、手や指でヒートシーラー本体にしっかり圧力を加えながら袋をシールしてください。
シールできない素材は?
ナイロン単体、ポリエステル単体、アルミ箔、紙単体など、ポリエチレンでラミネートされていないものです。
シールする厚さが合計で0.2 mmを超える場合は、厚手なので難しいです。他社から販売されている、両側にヒーターの付いた専用シーラーをお求めになることをお勧めします。
シールできる長さと幅を教えてください。
用途に応じてシール長さが適した製品をお選びいただけます。
クリップシーラーZ-1は、長さ20 cm
ハンドインパルスT-30は、長さ30 cm
ハンドインパルスT-50は、長さ50 cm
のシールができます。シール幅は全て2 mmです。
密封するのにかかる時間は?
通電時間は0.5 – 1秒程度です。シール時間はタイマーがあり、ご自分で調節できます。クリップシーラーは本体の内側(袋を挟むところ)に、ハンドインパルスは外側にタイマーがあります。タイマーが切れてから1 – 2秒そのままにして冷却するとキレイなシールになります。
クリップシーラー、ハンドインパルスの寿命はどのくらいですか?
消耗部品を交換すれば、本体はいつまでも使うことができます。お客様の中では、10年近く同じヒートシーラーをご愛用いただいている方もいらっしゃいます。交換が必要な部品はフッ素樹脂テープとヒーターです。フッ素樹脂テープは1000回程度、ヒーターは5000回程度を目安に交換していただく必要があります。
真空パックができますか?
できませんが、空気は多くの場合では相当程度物理的に抜くことができます。例えば、空気の入る穴をできるだけ小さく作り、空気を抜いてからシールすると、水物でないもの(衣服や乾物)はかなり空気抜きができます。また、お米などの袋に脱酸素材を入れてシールすると、袋の中で酸素がしっかりと抜かれます。
業務用脱気包装については、富士インパルス製品も合わせてご参照ください。
「クリップシーラー」と「ハンドインパルス」はどう違うの?
「クリップシーラー」はクリップのような形をしてシールしたい部分をクリップの口を開けてはさみシールします。袋を置いてシールしたり、浮かせて使うことができます。冷蔵庫近く等で常時取り出せるようにしておけば、食材をしまう前などにサッとシールできて手軽です。
これに対して、「ハンドインパルス」は、ゴム印ハンコのような形をしています。作業台やテーブルの上にシールする袋を置き、本体を押し付けて袋をシールします。台の上に置くシリコンスポンジは製品に同梱されています。フィルムのつなぎなど、使い方はアイデア次第です。
製品ラインナップ
クリップシーラー Z-1
ハンドインパルス T-30
ハンドインパルス T-50